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2012年4月 8日 (日)

【レトロ】昭和の面影を残す聖橋からの風景

まず最初に、「檸檬」-これはなんと読むでしょう。

正解は、「れもん」です。

このブログの趣旨からすると、梶井基次郎の小説(ただしミステリーではない)を思い浮かべる人が多いかと思いますが(そんなの知らないか?)、ここで取り上げるのは、さだまさしの「檸檬」です。

さだまさしの歌も、梶井基次郎の小説をもとにして作られたようですが、小説の舞台が京都であるのに対し、歌の方は御茶ノ水が舞台です。

この曲に、次のような一節があります。

喰べかけの檸檬 聖橋から放る
快速電車の赤い色がそれとすれ違う

この聖橋(ひじりばし、これも難読)とは、JR御茶ノ水駅から湯島聖堂方面に向かう所にある橋で、歌い出しで湯島聖堂も登場します。

Img_6671 先ほどの歌詞に、この橋から檸檬を放ると電車とすれ違うと歌われています。

Img_6667 聖橋からの風景。下を流れるのは神田川。右手に見えるのがJR御茶ノ水駅です。この付近は道路が坂上にあり、JR御茶ノ水駅を見下ろす形になります。JR駅は、いわゆる橋上駅で、改札口はホームから上った所にあります。

写っているのは中央線快速電車。現在はステンレス車両に赤いラインのものに置き換えられましたが、歌にある、全面が赤い(というよりオレンジ色)塗装の車両がごく最近まで走っていました。

この「檸檬」が流行ったのは30年以上前のことで、私は大学入学のために上京した際、この歌にある風景を見たくてここに来たのを記憶しています。

もうひとつ、ここの風景で面白いのは、手前側を走る線路。これは何かというと、地下鉄丸ノ内線なのです。地下鉄も、神田川の下を通すのは難しかったのか、ここだけ地上に出ています。
ここは、写真撮影に絶好のスポットなのか、カメラを構える人が複数いました。

Img_6669 丸ノ内線の車両も、現在は赤いラインをまとっていますが、以前は全面赤い(こちらは正真正銘の赤)塗装の車両でした。歌の中の赤い電車は、こちらの方がふさわしいのでは、と当時思ったものです。

ところで、ここの風景、昭和の頃とあまり変わっていないように思えます。前方に見える秋葉原の街はかなり変貌を遂げたのですが、JR御茶ノ水駅は、快速と各駅停車の乗り換え駅にしてはホームも狭く、川沿いにあるため、事故が起こらないかいつも不安に感じます。

また、地下鉄丸ノ内線御茶ノ水駅は、この写真の左側にあり、JR御茶ノ水駅から乗り換えるには、この聖橋を渡らなければなりませんが、そういった部分も、一向に改善される気配はありません。ただし、地下鉄千代田線の新御茶ノ水駅は、JR御茶ノ水駅の近くに入口があります。

この地は、地形上、改善するのが困難なのでしょう。かつては学生の街として賑わった御茶ノ水(ガロ「学生街の喫茶店」もこの街がモデルとされる)ですが、大学の移転もあり、若者の街は隣りの秋葉原などに移り、時代から取り残されていくように見えますが、団塊の世代の方などは、あの時代を思い出させてくれる風景ではないでしょうか。

なお、このあたりに詳しい方には、この後、東京十社のひとつ、神田明神に行ったのだろう、とツッコミを入れられそうですが、それは今後のお楽しみに。

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コメント

このアングルから写真、鉄道雑誌でよくみますが、聖橋という所からの撮影なんですね。上京時に行ってみようかな…

投稿: 稲口町 | 2012年4月 9日 (月) 12時49分

東京ドームに観戦に来られた時にでもどうぞ。水道橋の一駅手前です。

投稿: 隅田川散歩 | 2012年4月10日 (火) 23時54分

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