【東京】隅田川を歩く⑤ 隅田川大橋~永代橋
自宅を出て隅田川テラスを歩く場合、清洲橋から下流に向かうことが多いのですが、このあたりの隅田川沿いは、事業所のビルやマンションが立ち並んでいます。隅田川に面した側は、障害物がないので、さぞかし眺めがいいことでしょう。
隅田川大橋の手前にそびえるのが、リバーサイド読売ビルです。テナント兼マンションであるようで、向こうに見えるIBM箱崎ビルとともに、このあたりのランドマーク的建物です。
隅田川大橋は、首都高と一般道の二層構造になっており、西側は中央区日本橋箱崎町、東側は江東区佐賀一丁目を結んでいます。一般道は、中央区側が水天宮通り、江東区側が葛西橋通りと呼ばれています。
この橋の建設は比較的新しく、1979年、首都高建設と同時に完成しました。
この橋の中間地点からは、東京スカイツリーがよく見えます。この日も、プロのカメラマンとおぼしき数人がカメラを構えていました。
上部を通るのが首都高速9号深川線ですが、この橋の中央区側は、6号向島線と合流する箱崎ジャンクションになっています。
この箱崎ジャンクションは、首都高の渋滞の名所であり、道路情報にもよく登場します。3方向からの路線が合流し、なおかつ上下線が分離し、PAもある非常に複雑な構造になっています。
なお、写真の右後方の建物は、かつてソフトバンク本社があったビルです。
この箱崎ジャンクションの真下にあるのが、東京シティエアターミナル(TCAT)です。9・11の翌年、テロ対策のため、ここでのチェックインはできなくなりましたが、成田空港行きのリムジンバスが頻繁に発着します。
オレンジ色のリムジンバスでおなじみの、東京空港交通の本社もここにあります。また、地下鉄半蔵門線水天宮前駅もここの地下にあり、半蔵門線は隅田川大橋のほぼ真下を通っています。
中央区側、IBMの前に移動します。このあたりは隅田川の眺めが非常にいい場所で、休憩所も設けられ、くつろぐ人の姿も多く見られます。
隅田川テラスは、IBMのそばで途切れます。ここには、日本橋川との合流地点があり、ここに架かる豊海橋を渡って移動することになります。
永代橋は、中央区新川一丁目と江東区永代一丁目を結んでおり、道路は永代通りと呼ばれています。地下鉄東西線がこの橋の地下を通っています。
もともと永代橋は、1698年、現在よりも上流の場所に架けられ、徳川幕府が末永く代々続くようにと命名されたそうです(異説あり)。当時は、深川の渡しがあった場所でした。
現在の橋は、1926年に完成したもので、ドイツのライン川に架かる鉄道橋をモデルにしたアーチ橋です。
同じドイツの橋をモデルにした清洲橋を優雅な女橋、この永代橋をどっしりとした男橋というイメージで造られたようです。
夜にはライトアップされ、その姿も美しいのですが、大震災以降、自粛しているのは残念ですが、仕方ないところでしょう。
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