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2011年6月 3日 (金)

【レトロ】「子連れ狼」の主題歌の場所とは

今回は、40代以上の方限定の話題になるかと思います。

昭和48年(1973年)から、日本テレビ系列で放映された時代劇ドラマ「子連れ狼」(拝一刀=萬屋錦之助・大五郎=西川和孝版)の主題歌をYou Tubeで見つけました。

「子連れ狼」の主題歌というと、「しとしとぴっちゃん・・・」の橋幸夫を思い出す人が多いと思いますが、これが主題歌になったのは、大五郎が佐藤たくみに代わった第三部からで、西川和孝主演の第一部、第二部は、ハーブ佐竹の「ててご橋」という歌でした。
橋幸夫の歌より、こちらの方が「子連れ狼」の世界観に合っているとの評価があります。

ててごと ははごと ごとごとと 一石橋で待てばよい」のコーラスで始まり、歌い出しが「迷子になったら どこで待つ」なのですが、この歌を聴いた当初は、この歌詞の意味がわからず、その意味がわかったのは、ずっと後になってからです。

歌詞に出てくる「一石橋」は実在し、この橋のたもとに「満よひ子の志るべ」というのがあり、迷子や尋ね人の告知板の役割を果たす場所であったということです。

この一石橋の名前の由来は、橋の両端に後藤家があり、両家の援助で橋が再建されたことから、「五斗と五斗(後藤と後藤)で一石」ともじったものだそうで、歌詞の中の「ごとごと」というのも、それにかけているようです。だとしたら、この作詞家は相当なセンスがあることになりますが、この歌詞はオリジナルではなく、もともと子守唄にあったものであるとの指摘もあります。

さて、この一石橋は現存しています。外堀通りの日本橋川に架かる橋で、八重洲方面から日本橋本石町方面をつなぐ重要な役割を果たしています。橋の北側は、当時の幕府金座、現在の日本銀行があります。
歌の中では「いっこくばし」と歌われていますが、橋の表記は「いちこくはし」となっています。どちらが正しいということはなく、両方使われているようです。Img_5869

橋の南側に、「満よひ子の志るべ」と書かれた石標があり、「一石橋迷子しらせ石標」として東京都指定有形文化財となっています。Img_5868 Img_5866

有形文化財ゆえに、このように金網が張られていて見にくいのですが、保護すべき歴史資料なので仕方がないところでしょう。

Img_5862_2

日本橋は、江戸文化の中心として栄え、その面影を残す場所もあるのですが、日本橋川の上には首都高速が走り、一石橋の下流側は首都高速の入口になっており、風情も何もない現代の東京そのものであるのは残念です。
この橋の下流にある日本橋ともども、今一度、景観論争が巻き起こってもおかしくはないと言えるでしょう。

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