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2010年12月

2010年12月31日 (金)

今年一年、ありがとうございました

ブログ更新を怠っているうちに、ついに今年が終わってしまいました。
来年1月は、京王百貨店の駅弁大会の報告を毎日することになると思いますので、お許しを・・・。

現在、故郷の松山にてくつろいでおりますが、なんと昨日は松山も雪!

皆様のおかげで、アクセス数1万5千を突破することができました。
今年一年、ご愛顧ありがとうございました。

新年も、本ブログをよろしくお願いいたします。

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2010年12月15日 (水)

【グルメ】どうなる?道頓堀「大たこ」

大阪・道頓堀の有名たこ焼き店「大たこ」に対して、業務妨害を行ったとして、大阪市職員が逮捕されるというニュースがありました。

この「大たこ」に関しては、長年、大阪市の土地を不法占拠しているとして訴訟となり、今年7月、最高裁で土地の明け渡し判決が出ていました。「大たこ」は、その後、数メートル離れた市道上に屋台を移動して営業を続けたため、市は強制撤去の手続きに入り、この事件があった13日が自主撤去の期限だったたようです。

それにしても、昭和47年から営業を続けているこの有名店が、土地の不法占拠だったとは驚きです。今回の訴訟にしても、「大たこ」側が、民法の取得時効を主張して行ったもので、それに市側が反訴していたようです。

不法占拠のまま40年近くも営業を黙認していた行政側にも問題があるのでは、と思いますが、これだけ有名になってしまうと、強制撤去に踏み切れるかどうか、市側の対応を見守るほかないでしょう。

ところで、大阪にはしばらく行っていませんが、この「大たこ」の画像があったので掲載したいと思います。

Img_2254 2年以上も前のものなので、現在は変わっていると思いますが、今もこのような行列ができるのは変わらないようです。

Img_2307 もちろん、たこ焼きは創業時から変わりません。かつお節がたっぷりかかっているので見えにくいですが、できたてのトロリとした中身と柔らかい大ぶりのタコが絶品です。独特のダシも秘伝なのでしょう。

たこ焼きと言えば、大阪のB級グルメの代表。このたこ焼きの大激戦区にあって、「本家」を名乗る一番の老舗です。

道頓堀商店街の、太佐衛門橋近くにあり、道頓堀川に架かるこの橋の上で食べている人を多く見かけます。

Img_2259 こんな風景を眺めながらたこ焼きを食す。これはもう大阪名物と言っていいでしょう。

道頓堀には、他にも多くのたこ焼き屋があります。「大たこ」は今後どうなるのか?
このままこの場所で営業を続けられるのか、他に移転するのか。廃業という事態だけは避けてもらいたいと思います。

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2010年12月10日 (金)

【音楽】川崎 CLUB CITTA’ライブ

川崎 CLUB CITTA’で開催された、ラッツ&スター・山崎廣明氏の30周年Anniversaryライブに行ってきました。

Img_5135 LA CITTADELLAの美しいイルミネーション。心がなごみます。

ところが、なかなか始まらない・・・。やっとメンバーが登場したのが10時前!

Img_5107 エルザ☆は右にいます。場所を移動して・・・。

Img_5111 ラッツ&スターのメンバーの演奏で歌うの3人組は“Oh! Sharels”(爆笑)。

※「ラッツ&スター」の旧バンド名は「シャネルズ」

エルザ☆以外の2人の名前はまだ覚えていません。スミマセン。

Img_5128 エルザ☆が紹介された時、客席では、「日本人?」の声があり、思わず吹き出しそうに。
確かに今日のエルザ☆はワイルド。

山崎氏のトークも面白く、大盛り上がりでした。
もちろん、エルザ☆のライブではおなじみになった出雲亮一氏もギターで参加。

何せ時間が遅かったので、途中で会場を後にしました。

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2010年12月 7日 (火)

【ミステリー】幻の本格ミステリー作家~ロジャー・スカーレット

読書の秋も過ぎてしまいましたが、外に出歩くのがおっくうになる寒い季節こそ、部屋にこもって本を読むのに最適ではないか、と勝手に考えています。

前にもお知らせしたとおり、大規模書店においても、海外ミステリーはマイナーの扱いになってしまっています。この分野は、なかなか新人作家が現れず、一定の人気を保っているのは、1920~30年の本格黄金時代の作品と、その時代の作家が第二次世界大戦後に残した作品、終戦後のハードボイルドやサスペンスに限られるようです。

近年、国書刊行会や新樹社、論創社などからハードカバーとして、埋もれた名作の発掘、復刻がされています。海外ミステリーを多く手がけるハヤカワと創元が取り扱わない作品や絶版となって復刻されていない作品の新訳を刊行しており、一定の評価はされているようです。

埋もれた作品の中にも、数多くの秀作があります。今回は、「幻のミステリー作家」と言えば、決まって名前が挙がる、ロジャー・スカーレットを取り扱います。

ロジャー・スカーレットは、アメリカ人のドロシー・ブレアとイヴリン・ペイジという二人の女性の合作のペンネームであり、1930年代に5作のミステリーを発表しているが、本国では完全に忘れ去られた作家で、過去の作家名簿にも記載されていないようである。
そんな作家の作品が、わが国ではすべて邦訳されているのは、江戸川乱歩がこの作家を絶賛したからである。もっとも、乱歩にその作家の原書を提供した井上良夫が高く評価したのが最大の理由であるとの意見もあり、乱歩も作品の解説で触れている。

スカーレットの作品リストは、以下の通り。

「ビーコン街の殺人」 The Beacon Hill Murders,1930

「白魔」 The Back Bay Murders,1930

「猫の手」 Cat's Paw,1931

「エンジェル家の殺人」 Murder Among the Angells,1932

「ローリング邸の殺人」 In the First Degree,1933

これらのうち、「エンジェル家の殺人」は、1956年に東京創元社が完訳を刊行し、その後、同社の文庫から新訳が刊行されている。スカーレットの作品としては、唯一文庫化されたものである。

Img_5081 文庫としても、しばらく品切れであったが、昨年、復刊され、現在も入手できる。

この作品は、乱歩が「三角館の恐怖」というタイトルで翻案を発表して、わが国に知られることとなった。不自然な形の館に住む兄弟が、遺産を巡って殺人事件に巻き込まれるという、「できすぎた」舞台設定であるが、テンポよく読み進められる密室ものである。

「ビーコン街の殺人」は、戦前、井上良夫の手によって、「密室二重殺人事件」のタイトルで抄訳が発表されたが、21世紀になって初の完訳が論創社から刊行された。

Img_5077 旧タイトル「密室二重」から、複雑な密室構成が想像されるが、これはそういう意味ではない。ただ、誤解を避けるためにタイトルが変更されたようである。

同時期に密室もので名をはせたジョン・ディクスン・カーの作品に比べると、密室トリックの鮮やかさは劣る。ただ、本格にこだわり、随所に伏線が張られている点は評価できる。
戦前の抄訳がどのようなものであったかは知らないが、現代の、ミステリーに慣れてしまった読者には、完訳版が向いているのではないか。

5長編のうち、戦後に単行本として刊行されていないのが「白魔」である。

Img_5078 1954年(昭和29年)の「別冊宝石39号」に抄訳が掲載されている。森下雨村・訳、江戸川乱歩・解説という豪華版である。ちなみに併載の「H・ヘキスト」というのは、イーデン・フィルポッツのことで、「怪物」が掲載されている。

この「白魔」は、コアなマニアの間で復刊を望む声が多い作品である。ペルシャ猫が登場するなど、怪奇的要素を含んだ作品である。この作品にも、現場の見取り図が掲載されており、この作家のお約束なのかも。

この作品もまた、井上良夫が森下雨村に原本を提供したらしく、井上はフィルポッツとともにスカーレットを高く評価していたことを、乱歩は解説の中で触れている。(この時点で井上良夫はすでに故人であった)

なお、乱歩は、解説でスカーレットのことを「彼」と表現しているように、この時には、スカーレットが女性二人のペンネームであることは知られていなかった。なにしろ、本国でも素性がほとんど知られていなかったのだから、無理もないことであろう。

二人の経歴等はある程度判明しているが、没年など未だ不明な点も多い。いわば、作者自身がミステリーな訳である。

作品自体は、名作と呼ばれる本格作品に比べると、鮮やかさやインパクトでは劣る感は否めないが、決して駄作という訳ではない。そんな作品が、本国で評価されなかったのは、英語で書かれた文章自体に難があったとのことである。
同様に、難解な文章ゆえに評価が低いとされたマイクル・イネスの例もあり、翻訳の妙によって作品の魅力が引き出された部分もあるのだろう。

まだまだ、この時代には、優れた作品が埋もれているに違いない、と思わせる作家であろう。

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