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2010年4月

2010年4月27日 (火)

【駅弁】私的駅弁再生論

大阪・水了軒が破産するに至り、駅弁の危機的状況もここまで来たか、といった感がありますが、それを悲観していても仕方ありません。座して死を待つのではなく、具体的にどうすれば駅弁は再生できるのか、を個人的に考えてみました。

駅弁の衰退には、ざまざまな理由があることは、過去のブログでも再三述べてきましたが、その中で、列車のスピード化などの事情については、いかんともしがたいもので、これを論じても不毛の論議になるでしょう。また、JR系業者に関しても、相手が巨大すぎて批判したところで改善されることはないでしょう。
新幹線をはじめ、特急列車では、列車内で食事をする風景はまだまだ見られます。ただ、その食事に駅弁が選択されなくなっているのが問題です。そこで、ここでは、駅弁の当面のライバルであるコンビニ弁当とエキナカやデパ地下で売られる弁当に、どのようにしたら対抗できるのかを考えてみたいと思います。

① 幕の内系弁当は特色を出すか値段を下げる

幕の内系弁当は、かつては駅弁の主力でありましたが、実はこれがもっともコンビニ弁当などと被る商品です。安く済ませたい向きにはコンビニ弁当、高級志向ならデパ地下弁当に流れるもので、何の特色もない商品を千円前後で売ったところで勝ち目はありません。
地元の名産品を取り入れ、地方色を前面に打ち出した商品が望ましいでしょう。仙台・こばやし「こだわり弁当幕の内各驛停車」などが好例です。
また、静岡・東海軒の幕の内弁当はよく売れていますが、これは良心的な価格であることも大きな理由でしょう。

② 「冷めてもおいしい」という原点に帰る

「駅弁は冷たい」という固定観念を打破した、加熱式駅弁は、画期的な発明であったと思います。ところが、コンビニ弁当は、最初からレンジにかけることを前提に作られていますし、駅のコンビニにもレンジが置いている現状では、温めることができるという利点が失われてしまっています。
加熱式容器であることによりコスト高になったり、廃棄物の問題が生じたりと、マイナス面も出てきています。
ここは、コンビニ弁当との差別化を図る意味で、「冷めてもおいしい」という駅弁の原点に帰るべきではないかと思います。デパ地下の懐石風弁当は、温めなくてもおいしいのですから。

③ 食材にこだわる

これは、牛肉にもっともあてはまることでしょう。和牛を用いるのは、コンビニ弁当では難しいですから、差別化を図ることができます。ブランド牛の使用は高価になりすぎるにしても、地元産の和牛で十分でしょう。
米沢、松阪、神戸などの駅弁が元気なのは、業者の企業努力も大きいと思いますが、牛肉の産地として有名であることが、すでに駅弁にとって有利な条件がそろっていると思います。

④ 定番商品を確立する

駅弁業者として強みがあるのは、「峠の釜めし」の横川・おぎのや、「だるま弁当」のたかべん、「ますのすし」の富山・源など、定番商品を持っている所です。新商品を次々開発している米沢の新杵屋、松川弁当店、名古屋の松浦商店、名古屋だるま、神戸の淡路屋なども、しっかり売れ筋の定番商品を持っています。
前記商品のように、全国的に名の知られた商品を開発するのは難しいとは思いますが、新杵屋「牛肉どまん中」、こばやし「牛たん弁当」が発売されたのは、それほど昔のことではありません。

⑤ 安易な記念駅弁、タイアップ商品を作らない

これには異論がある方もいらっしゃると思います。しかしながら、ことさらに期間限定商品であることを強調して、希少価値を煽るような商品はいただけません。期間限定であっても、1ヶ月くらいは販売し、買いたい人はたいてい買えるようにしなければ意味はないと考えます。中には、内容のお粗末なものもあります。駅弁は鉄道グッズではありません。
また、有名人監修と称した駅弁も、個人的には違和感があります。地元の人々や著名な料理人の手によるものならばわかりますが、単に有名人の名を冠しただけと思える商品はいかがなものか。
なお、復刻弁当については、往時を思い出すという意味でもアリと考えます。

⑥ オンリーワンこそ最強

横浜・崎陽軒の「シウマイ弁当」は、おそらく売上No.1の駅弁でしょう。このシュウマイをメインにした弁当というのは、ありそうであまりない商品と言えます。シュウマイの弁当と言えば崎陽軒を連想してしまうほどです。
同様に、他にはない弁当として特筆したいのが、直江津・ホテルハイマートの「鱈めし」です。東京駅・旨囲門でいつでも買えますが、これは代替商品がないため、よく買う駅弁です。
このように、ライバルのいないオンリーワン商品こそ最強でしょう。

Photo直江津・ホテルハイマート「鱈めし」
鱈の甘露煮とタラコが逸品!つまみにもいい

⑦ 駅弁大会は利用すべしだが・・・

森「いかめし」、厚岸「かきめし」、長万部「かなやのかにめし」など、札幌・函館を除く北海道や四国などの駅弁は、地元での販売がきわめて不利な状況にあるため、全国で行われる駅弁大会に積極的に出品し、知名度を上げることも重要でしょう。
ただ、京王百貨店はともかく、各種駅弁大会は下火になりつつあるとの感想を持っています。ここには、スーパーの廉価な惣菜弁当やデパ地下弁当がライバルとして存在するので、今後の動向を見守りたいと思います。
なお、代々木公園の「九州フェア」のような、地元の名産品を売り込む催事での販売は、非常に有効な手段といえるでしょう。

以上、思いつくままに、個人的意見を述べさせていただきました。今後も駅弁文化が継続するよう祈りたいと思います。

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2010年4月21日 (水)

【駅弁】衝撃!大阪・水了軒が破産

何とも衝撃的なニュースです。大阪、新大阪駅などで駅弁を販売していた水了軒が、破産手続開始の申立を行うとのこと。

明治21年創業の老舗が、突然の破産。しかも大阪という大消費地での出来事だけに、駅弁業界に与える影響は大きいと思われます。
このところ、駅弁の先行きを憂える記事を書いていた矢先だけに、何とも言えない脱力感を覚えました。それにしても、最盛期の45億円から13億円にまで売上が減少していたとは驚きです。駅弁業者の苦境は、想像以上のもののようです。

Img_0409 約2年前の大阪駅の売店の様子です。この時は、今回の事態は想像もしませんでした。

水了軒の駅弁は、過去に何度も買っています。ここでは、往時を思い出し、そのいくつかを紹介することにします。

Img_4679 所有の掛紙数種。もっとも販売数の多かった「八角弁当」、「新幹線グルメ」シリーズの「御堂筋弁当」、かつて名物だった「活小鯛すし」など。

Photo 0系新幹線営業終了を記念して発売された「大阪弁VS博多弁」。水了軒の駅弁は、老舗らしい和風のおかずが特徴的でした。

Photo_2 Photo_3 わずかな期間しか販売されなかったと思われる「山里弁当」。ここにも和食のよさが生かされています。

Photo_4 「大阪かつ弁当」。ごまとんかつソースが付いているのが大阪風でした。

Photo_5 一時は大阪伊丹空港で空弁も販売していました。

もう出会うことができないこれらの駅弁・・・。後を引き継ぐであろう神戸の淡路屋に、大阪駅弁の灯を消さないよう期待したいですね。

あとは、全国各地の駅弁業者さんに、何とか駅弁文化を守り続けていってほしいと願うばかりです。

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2010年4月17日 (土)

【東京】「家電戦争」はどこまで続く?

新宿東口、靖国通り沿いに、ヤマダ電機「LABI新宿東口館」がオープンしました。

開店日の16日は、季節外れの寒波に見舞われましたが、1万人以上の行列ができたとのこと。いやはや、皆さんたくましいです。

新宿大ガードのすぐそばにあり、山手線、中央線などからよく見えます。ここを通るたびに、「何ができるのだろう」と思っていましたが、ヤマダ電機と知り、なるほど・・・。いよいよ新宿も本格的な家電戦争が始まったか、というのが実感でした。

Img_4656_2 Img_4669_2 各地に都市型店舗「LAVI」を次々と出店しているヤマダ電機。「ビックカメラ」の本拠地・池袋で全面戦争を仕掛けた後、この新宿への進出は既定路線と言えるでしょう。

Img_4662 新宿駅東口を出てすぐの所にあるビックカメラとヨドバシカメラでは、ヤマダ電機の進出に脅威を感じてか、必死の呼び込みを行っていました。
このビックカメラがある場所は、もともと「さくらや」があった所で、1970年代以降20世紀末までは、ヨドバシVSさくらやの激しい戦いが繰り広げられました。2000年、新宿通り(写真左手奥)にビックカメラが進出し、戦いに敗れたさくらやは今年2月に閉店。そこへヤマダ電機が本格参戦してきた訳です。

ヨドバシとビックは、駅に近いというメリットはありますが、徒歩1、2分の場所だけに、この利点はあって無いようなものでしょう。

ヨドバシカメラの本店は、新宿西口にありますが、なんとヤマダ電機は、西口の新宿スカイビルをすでに取得済みで、ここにも出店予定とのこと。ほどなく西口でも新たな戦争が始まるようです。
一方、ヨドバシカメラも、靖国通りの東京厚生年金会館(今年3月末閉館)の跡地を購入しており、東口での巻き返しに出るとのこと。

他にも、今年末に閉店予定の西武百貨店有楽町店跡にヤマダ電機が出店するとの情報があり、線路を挟んでビックカメラ(有楽町そごう跡)との戦いが繰り広げらられることになります。

こうなると、もはや消耗戦の様相です。各店舗が競争して、安く商品を入手できるなら、消費者にとってもうれしいことですが、あまりに過度な競争によって、弊害が出ないか心配してしまいます。もちろん、安売りの恩恵にはあずかりたいですが・・・。

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2010年4月11日 (日)

【ミステリー】クイズ・隅田川散歩の事件簿① ゲリラ豪雨

実は、以前からしてみたかったのが、ミステリークイズの出題です。

「頭の運動」というサイトがあり、そこは一般の出題者からミステリークイズが投稿され、それに答えるという形式のものです。素人とは思えないほど秀逸な問題もあり、かなり難問もあります。
それにも増して驚きなのは、このサイトの常連さんたちの推理力の高さ。本当にこの問題が解けたのか、ひょっとして自作自演じゃあないのかと疑い、私も問題を投稿してみたところ、アッサリ短時間で解かれてしまいました(汗)。
興味がある方は、こちらをご覧ください。「隅田川散歩」の名で投稿しています。

ただ、このサイトの難点としては、解答はできるだけ簡略でなけれはならず、解答として登録できるのは一語のみなので、類似語が多い解答は不可となってしまいます。

そこで、このブログを利用して、皆さんにミステリークイズを出題したいと思います。ぜひとも挑戦してみてください。なお、万人に理解できる問題というのは難しく、趣味的であったり、一部の人に有利な問題であることもありますが、こうしたクイズの常でありますから、あしからず。

隅田川散歩の事件簿① ゲリラ豪雨

近年、突然雲行きが怪しくなったかと思うと、空から大量の水がぶちまけられ、アッと言う間に水浸しになることがある。いや、水浸しという程度ならまだましで、時には大洪水を引き起こすこともある。
「ゲリラ豪雨」とは、気象庁が使用する正式な用語ではなく、マスコミが付けたものらしいが、まさに言い得て妙である。自然界をいじめ抜いている人間への神の怒りなのか・・・。

初夏の東京。夕方、30分ばかり激しい豪雨に見舞われ、あわてて建物に避難する人々が相次いだ。雨があがって、マンションが立ち並ぶこのあたりにも、ぽつぽつと人影が現れた。そのマンションの谷間にある狭い路地で、一人の女性が倒れているのが、通行人によって発見された。

背中にサバイバルナイフが突き刺さっていたが、先ほどの豪雨で血は洗い流されたようで、わずかに服に赤いシミが残っているだけであった。女性がさしていたと思われる傘が、マンションの壁に横たわっていた。

通報を受けた警察が駆けつけ、現場に人だかりができてきた。そこへ、顔面を蒼白にした男が現れた。

「妻です。なんでこんなことに・・・。」

うずくまる男に、警官は、話しかけるのを憚られたが、数分後、男が顔を上げたタイミングを見計らって、事情聴取を始めた。

男の名は、井村恭介、33歳。被害者は、妻の雅子で30歳。3か月前に結婚したばかりで、事件現場の路地の横にあるマンションに住んでいるという。

(長編小説ではないので、不要な描写はカット。いきなり名探偵?隅田川散歩の登場)

事件を担当する荒川満保警部は、隅田川散歩の友人である。わが国では、探偵に捜査権はないため、このようなありきたりで強引な設定にせざるを得ないのだ。荒川警部から協力を要請された散歩は、事件の概要を聞くことにした。

被害者は、井村雅子(30)汐留にあるイベント会社に勤務していたが、結婚を機に退職し、現在はフリーデザイナー。自宅の一室をデザイン事務所としている。

死因は、背中を刺されたことによる失血死。サバイバルナイフが心臓まで達していた。

事件当日は、午後6時から30分間、東京都内から千葉県西部にかけて突然の豪雨があり、現場の状況から、その豪雨の最中の犯行と思われた。

被害者の所持品は、小さなバッグと男物の折りたたみ式の傘。本人の傘は、マンションの壁に開いたまま横たわっていた。バッグに荒らされた形跡はなし。激しい豪雨のためか、ナイフから指紋は検出されなかった。

警察の捜査の結果、容疑者は4人に絞られた。散歩は、荒川警部とともに、尋問に立ち会うことにした。以下は、各自の供述である。

井村恭介(33)被害者の夫 大手町の商社に勤務。正社員ではないため、残業はない。

「5時30分には会社を出ました。いつものように大手町駅から地下鉄に乗りました。葛西駅に到着する2,3分前から、突然雨が降り出し、それが相当に激しかったので、葛西駅から妻に電話して、傘を持って迎えに来てくれるよう頼みました。ところが、駅の階段を踏みはずして転んでしまい、駅員さんに助けられて事務室で手当てを受けました。幸い、足をくじいたのと、手にかすり傷を負っただけでした。雨があがるまでそこにいましたが、妻がなかなか現れないので、妻の携帯に電話しました。応答がないので不安に思い、自宅まで歩いて帰ると・・・。」

佐竹俊幸(42)被害者が勤務していたイベント会社の社長 被害者とは特にイザコザはなかったようである

「舞浜にある会社に打ち合わせに行くため、6時に東京駅から電車に乗りました。東京駅を出て1分もたたないうちに激しい雨が降り出し、窓から外が見えなくなるほどでした。案の定、途中駅で電車は運転を見合わせてしまい、仕方なく先方に遅れる旨の電話をしました。雨があがってしばらくして電車は動きましたが、大混雑になって大変でした。舞浜に着いたのが7時少し前。先方の会社に到着したのが7時10分ころでした。」

堀内裕也(31)築地の高級料亭の二代目 遊び人風 被害者と一時つきあっていたとの噂がある。

「銀座のクラブの女の子たちに差し入れしようと思って、日本橋のデパートの地下で洋菓子の詰め合わせを10箱買いました。時間?さあ6時過ぎくらいでしたかね。両手に紙袋を持って地下鉄で銀座に向かいました。銀座駅から出ると、ちょうど雨があがったところだったので、歩いて店に行きました。店に着いたのが6時45分でした。」

矢島恵子(33)船橋在住のデザイナー 被害者の商売敵にして恭介の元カノ

「秋葉原の電気店に行こうと思い、5時45分に船橋から電車に乗りました。ぼんやりと窓の外を眺めていると、突然、窓ガラスを叩くような激しい雨が降り出して、外は夜のように暗くなりました。電車は減速し、新小岩駅で一時立ち往生。別に急いでいなかったのでそのまま電車に乗っていました。錦糸町で乗り換えて秋葉原に着いたのが7時ころでした。」

荒川警部は、部下に裏取りをするように指示するが、散歩はそれを押しとどめるように言った。

「動機や犯行の手口はわからないが、今の尋問で、嘘をついているのが1人いるのがハッキリわかった。その人物のみの捜査でかまわないだろう。」

(問題)嘘をついているのは誰か。そしてその嘘とはどの部分か。

※首都圏在住の方以外には不利な問題ですが、検索してみてください。

問題を解かれた方は、メール送信(サイドバー左上)か、コメント欄に書き込みしてください。ただし、正解を書き込まれた方は、公開はせず、こちらから「正解です」のコメントを書き込みます。また、不正解の場合でも、ヒントになる部分は伏せ字とする場合があります。

正解発表は、約1ヶ月後の予定です。

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2010年4月 7日 (水)

【グルメ】東京デパ地下物語②~幕の内弁当編

弁当といえば、ご飯とおかずが入っているもの。当たり前のようですが、最近は丼であったり寿司であったり、さらにカレーやオムライス、はては麺類までもが弁当として扱われています。その中でも、やはり、多種のおかずが入っている幕の内形式の弁当がもっとも好まれるようです。

幕の内弁当は、もともと芝居小屋で、幕間に客が食べる弁当であったことが起源(異説あり)のようで、ご飯は白飯で俵型に握ってあり、黒ゴマと梅干が乗っているのが正統派幕の内だそうです。
最近は、握り飯ではなく俵型に型押ししたものが主流ですが、料理研究家やコラムニストの中には、この形式にこだわる人もいるようです。現在、一般的には、ご飯の型にはこだわらず、さまざまなおかずが入ったものを、幕の内弁当と呼んでいます。
ただし、白飯でない、炊き込みご飯や寿司を使った弁当を幕の内と呼ぶかどうかは微妙なところです。

Photo Photo_2 三越日本橋本店「なだ万厨房」の「幕の内弁当 紫」1050円です。

「なだ万」といえば、言わずと知れた日本料理の超有名店です。昆布の混ぜご飯が使われていますが、「なだ万」ほどの名店がこれを幕の内弁当と称しているのですから、もはやご飯の形式にこだわることはないということでしょう。

Photo_3 Photo_4 高島屋日本橋店「歌舞伎座厨房」の「芝居弁当」1200円です。銀座・歌舞伎座で弁当を販売していましたが、歌舞伎座が建て替えのため一時閉鎖されたため、歌舞伎座での販売は休止中。デパ地下での販売はここだけということです。

歌舞伎座の弁当ということで、幕の内の原点ともいうべき弁当ですが、実は他に「幕の内弁当」は売っており、こちらは正統派幕の内の形式です。この「芝居弁当」は、9つに区切られたスペースにご飯とおかずを配しており、松花堂弁当の延長のような形式です。
この形式は、最近、駅弁でもみられ、また市中の定食にもあり、一種のはやりのようです。

Photo_5 Photo_6 三越日本橋本店「神田明神下みやび」の「特選味あわせ弁当」1050円です。

あえて幕の内弁当を名乗っていませんが、正統派幕の内形式です。

この3品に共通して言えるのは、野菜の煮物が格別であること。煮崩れせず、中まできちんと味が染みているのはさすがと言えます。味付けが濃い目なのは伝統でしょうか。

江戸時代に生まれたらしい幕の内弁当だけあって、牛、豚肉は使われておらず、鶏肉のダンゴが入っています。

それから、「幕の内三種の神器」と呼ばれるのが、玉子焼き、焼き魚、かまぼこですが、3品ともかまぼこは入っていません。たしかに、駅弁でも、スーパーの総菜弁当でも、コンビニ弁当でも、かまぼこの姿を見る機会がめっきり減りました。あまり好まれる食材ではないということでしょうか。

もはや、「幕の内三種の神器」は死語かも知れません。

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