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2009年12月21日 (月)

【東京】地下鉄駅のミステリー⑤~後楽園・春日駅

後楽園といえば、東京ドーム(旧後楽園球場)や東京ドームシティアトラクションズ(旧後楽園ゆうえんち)を連想される人が多いと思います。が、この名称の由来となった、小石川後楽園は、徳川家水戸藩の庭園として作られ、徳川光圀(水戸黄門)によって改修された際にこの名が付けられました。現在は、東京都立庭園となっています。

この小石川後楽園は、少し飯田橋寄りにあり、庭園のあたりの住所が「文京区後楽」で、駅があるあたりは「文京区春日」になります。比較的住所に忠実に駅名を付ける東京都交通局は、駅名を「春日」にしています。

東京メトロは「後楽園」として、丸ノ内線と南北線の駅を、東京都交通局は「春日」として三田線と大江戸線の駅を開業しています。それぞれ地下通路でつながっていますが、これまた奇妙な作りになっています。

もともと、丸ノ内線の後楽園駅と都営三田線の春日駅は別の駅でしたが、後からできた南北線と都営大江戸線によって両駅がつながったものです。

Photo 丸ノ内線は、このあたりは地上を走っています。後方に見えるのが東京ドームシティです。この通りの下に南北線の駅がありますが、地下37.5mにあり、都営大江戸線六本木駅、千代田線国会議事堂前駅に次ぐ深さとなっています。
丸ノ内線の駅が地上にあるため、高低差ナンバーワンの駅となっています。同様の造りとなっている駅としては、日比谷線と千代田線の北千住駅、銀座線と半蔵門・副都心線の渋谷駅があります。

南北線は、東京ドームの真下を通っており、ここにある地下施設を避けるためにこのように深くなったという説がありますが、真相は不明です。
写真の左手には、文京区役所などがある文京シビックセンターがあり、ここから手前に少し歩くと、春日通りと交差します。この春日通りの下を走っているのが、都営大江戸線です。

Photo_2 文京シビックセンターの地下鉄入口です。区の施設ということもあって、敷地内に入口が設けられています。

Photo_3 ここから入ると、東京メトロと都営地下鉄は別方向に進むことになります。一見便利そうですが、丸ノ内線へは、地上を歩いたほうが近くてわかりやすいと思います。
一方、都営三田線へは、都営大江戸線のホームを歩いて行くことになります。都営三田線は、水道橋から通じる白山通りの下を通っています。

よって、丸ノ内線から都営三田線への乗換は、まるまる2つの路線のホームを歩き、しかも高低差があるため、相当に不便です。両線の乗換駅には大手町駅もありますが、こちらも便利とは言えません。
丸ノ内線と南北線の乗換駅としては、他に四ツ谷駅がありますが、なぜかこの駅も丸ノ内線は地上にあり、高低差があります。

東京の地下鉄は、後からできた路線によって、無理やりつながったような駅があちこちに見られます。雨の日などは、外に出なくてもいいというメリットはありますが、乗換案内があるからと言って、よく知らないで降りるととんでもなく歩かされるのは、よくあることです。この駅などは、その好例と言えるでしょう。

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コメント

今までの東京地下鉄シリーズでわかったのは、東京の地下鉄のわかりにくさは、地方在住者だからではなく、東京人でも物理的にわかりにくいという事ですね…何故こんなにわかりにくいのでしょう…

投稿: 稲口町 | 2009年12月22日 (火) 16時23分

この地下鉄シリーズは、不便さばかりを強調したものになってしまっていますが、表参道駅のように、非常に便利な造りの駅もあります。
私も地方出身者ですから、この東京の地下鉄の複雑さを何とか解明しようとあちこちに出かけたのが、この記事になっているということですね。
東京の地下鉄がわかりにくい理由はいろいろありますが、一つは皇居の存在によって都心部の土地が限られている、さらに、当初計画にあったわけではない路線を次々と建設したこと、また、地下道やライフラインによって、建設できる場所が制約されている、といったところでしょうか。

投稿: 隅田川散歩 | 2009年12月22日 (火) 22時02分

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